INTERVIEWインタビュー

東神開発株式会社
営業本部 日本橋事業部 営業グループ 営業担当主任
勝野 里緒 様

サイネージで、PRの効率化と誘客を実現!

社名
東神開発株式会社
事業内容
貸事務所業 、不動産管理業
創業時期
1963年
URL
https://www.toshin-dev.co.jp/
課題 Subject
タイムリーかつ効率的な情報告知が必要だった
導入 Introduction
ゼロから教えてもらいながら仕組みを構築する
効果 Effect
館内サイネージでお客様を店舗へ誘導
展望 Outlook
サイネージを賑わい創出、環境作りに活用していきたい
課題

タイムリーな情報告知が必要だった

日本橋高島屋 S.C. 新館オープン時、どんなお仕事をされていたのですか。

開業当初からの宣伝全般ですね。デジタルサイネージの導入から、どういったコンテンツを流していくのかを計画したり、それに合わせてWEBの運営管理を一括したりしていました。今は施設の営業担当で、主にテナント様対応や新店舗誘致をしています。

 

デジタルサイネージシステム「One GATE」を導入しようと思われたきっかけは?

当社既存施設はサイネージが入っていない中で宣伝活動をやってきました。キャンペーンをやるから告知をやらなきゃとか、ポスターを貼らなきゃとか、後手になることもありました。現場をより効率的にするため、日本橋高島屋 S.C. 新館では最初からサイネージを導入しようと計画していました。

対応にスピードが求められるのに、作業時間が意外とかかりますよね。

デパートやショッピングセンターはテナント様ありきの仕事です。しかし、各店舗で日々行われているキャンペーンやサービスを告知する場所が意外とないんですね。だから、事前にWEBを見て来てくださったお客様はいろいろ知っていても、予備情報なしに訪れたお客様は実際にお店に行かないとわからないことが多い。その点、サイネージを活用すれば、館内やSNSでタイムリーな情報を告知できるのでいいなと思いました。昨年からは、コロナ禍による緊急事態宣言で、営業時間や休業日の告知などイレギュラーな事態が起こっています。こういう状況でも即時対応できるのがいいですね。

サイネージ運営のパートナーとしてPDCを選んだ理由を教えてください。

WEBとサイネージを任せられるのは必須条件で、その上で御社のコンテンツのクリエイティブのレベルや感度が施設に合っていて良かったからです。他の施設の事例を拝見しましたが、映像がきれいで、アニメーションもすごく良かった。空間演出コンテンツがすごくいいなと感じました。

機能面・運営面での決め手はありましたか?

一番はシステム的にデジタルサイネージとWEBサイトとの一括運営が効率的と感じたところです。また、新館の運営は、社内の最小限のメンバーでやっていきたかった。そのため、WEB運営や宣伝を全面的にお任せして、社内の効率化を図ることが重要でした。そういう面で、御社が一番スムーズに任せられるし、クオリティに見合ったコスト感だと思いました。

導入

ゼロから教えてもらいながら仕組みを構築する

実際の導入面で何か苦労はありましたか?

サイネージ機器などのハード面は社内の建築部門がやっていましたが、宣伝に関する情報の運用・告知は私の担当でした。システムなどに早く慣れるため、直接PDCさんに教えてもらいながら進めました。出入口、エレベーター前、エスカレーター付近といった、お客様が一時的に滞留する場所を効果的に使いたいという想いがあったので、まずはセールやショップ情報を出すところから始めました。結果、知らせたい基本的な情報を告知するという一番の目的は果たせたと思います。テキストや画像が管理できるテンプレート機能がとても便利なので、もっと活用したいと思っています。

効果

館内サイネージでお客様を店舗へ誘導

サイネージの効果は、どの位で感じられたのでしょう。

使い始めた当初はあまり実感できなかったのですが、開業3年目に宣伝から営業担当となり、テナント様と話す機会が増えると「日本橋のお客様はサイネージを見て来てくれる人が多い」と言われるようになり、びっくりしました。施設に来場して館内のサイネージを見て「これありますか?」とショップに来てくれるそうです。「これは使えるな!」と思いました。

Instagramの強化

ちょうど1年前の4月がターニングポイントでした。緊急事態宣言で初めて全館休館になりイベントもなくなり、当時計画していた紙の媒体も全部中止となった。これからの告知は紙媒体じゃない、今自分たちで自由に使えるのはInstagramだと思いました。Instagramには、まだまだ伸びしろがありますし、これを強化しないといけないと思ったのがきっかけです。

社内的にはSNSの活用がしきれていなかったと思います。WEBサイトはお客様が見に来てくれないと情報が届かない。また、個人的にはInstagramの独自性を重視しています。SNSの拡散ありきのWEBサイトなのではないかと。現状ショップ情報を基本に、あきられないように季節的なコンテンツで共感を呼ぶ工夫をしています。

Instagramの効果

Instagramも開業期からPDCさんにサポートしていただきながら運営していますが、色々な手法を試しつつ頻度も上げて投稿しました。そのおかげで、強化を始めてから1年が過ぎ今年の4月で1万人のフォロワーを達成できました。すると何百人のフォロワーを持つ人やインフルエンサーも見てくれるようになる。その人たちが拡散してくれるんです。7千人を超えたくらいから、Instagramからお客さんの問い合わせがくるようになりました。「このおはぎはいつ買えますか?」とか、「この色のマニキュアはありますか?」とか、聞きたいけれど電話するほどでもないことが気軽に聞けるようです。コミュニケーションツールとして活用し始めたと感じています。

ゆくゆくは、お客さんがInstagramにアップした情報が館内のサイネージに連動するような仕組みを作りたいと思っています。来た人がアップした情報が館内で流れ、それを見てお客様が店舗に向かい、また拡散する。そういう流れを作りたいですね。

展望

サイネージを賑わい創出、環境作りに活用していきたい

普段、マーケティングで大切にされていることは?

一番は現場を見ることです。毎日館内を回りどんなお客様が来ているか、スタッフの方とどんな話をされているかに耳を傾けます。また、売れ筋の傾向も掴み、日本橋のアパレルはカジュアルよりもキレイ目が売れると聞けば、キレイ目を扱う雑誌にPRをかけたりします。世間的にハマっている物やツールが日本橋にハマると限らないので、そこの情報収集は大事にしていますね。

これからサイネージで強化していきたいことは?

コロナ禍によりイベントが出来なくなったので、他のショッピングセンターとの差別化やブランディングが難しい。この状況がもう少し落ち着いたら、「テラスが気持ちいいレストラン」「この季節に買える最適ギフト」といった、雑誌のような企画性があり、読み物として面白く、お客様をわくわくさせ、結果それが販促につながる、そんなコンテンツを発信していきたいですね。

他にも、日本橋高島屋 S.C. 新館は、天井や床といった内装にこだわった施設なのでフロアごとにコンセプトが違います。将来的には、サイネージを使って、美しい自然の映像やアニメーションを流し、施設のブランディングや環境演出もできたらいいなと思っています。

今後の展望をお聞かせください。

東神開発では、オフィスがメインのビルに一部商業店舗のある施設の開発も行っています。多方面から新たな街作り、賑わい作りを推進していきたい。そのためにも、環境を整え、企業を誘致し魅力あるテナントに入ってもらう。そして、その空間にサイネージを活用して、賑わいを生むような演出をしていきたいと思っています。

お問合せはこちら
pagetop